もくじ
映画館で観たもの
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
2020.06.26 fri @下高井戸シネマ
クラウドファンディングのリターンで、クラウドファンディングでつくられた映画を観てきた pic.twitter.com/NoZKJb2QU3
— katanoina (@katanoina) 2020年6月26日
最終回だから混むかと思ったけど金曜日にしてよかった 終わったあと「パンフレット1部ください」が言えなくなるくらい泣いた
— katanoina (@katanoina) 2020年6月26日
原作読んだときも、軽井沢のおしゃれな漫画喫茶でしゃくりあげるくらい泣いたけど、映画はおおよその展開が分かった上で観たので、序盤からずっとぐすぐすしていた。楽しそうにされればされるほど、ほのぼのした感じであればあるほど。悲しいとかかわいそうとかいうよりは、ずっと悔しかった。
有名な俳優、声優が結構出演していたけれど、その中でも細谷佳正の演技は本当にうまいなあと思った。アニメっぽくデフォルメされてない普通の人の演技って、ちょっと声の演技の中でも特殊技能というか、向き不向きみたいなものがあるんじゃないかと思ってるんですけど、細谷さんはそういうの上手な方の人なのだな。
原作を読んだときの衝撃は超えなかったし、作品として好きかと言われるとう~んという感じなんだけど、でも、観てよかったと思う映画だった。
漫画の細かいところ全然覚えてなかったんですけど、漫画もあんなに希望のある終わり方だったんだっけ
— katanoina (@katanoina) 2020年6月26日
(これを確認しようと思って原作買ったのにまだ読めてない……)
千と千尋の神隠し ~宮崎駿、映画が上手~
2020.07.17 fri @TOHOシネマズ渋谷
夏休みの時期だったせいか、渋谷という場所のせいか、客席は公開当時まだ生まれてなかったであろう10代~20代前半くらいの子が多かった。
上映前、みんなめちゃくちゃ喋ってて、久し振り、元気だった、学校早く行きたいよね、みたいな会話があちこちから聞こえて来た。
高校生くらいの女の子が「ずっと大好きだった映画を大好きな人と観るの緊張してきちゃった!」って言って一緒に来てた子に笑われてたりして、それだけですでに泣きそうになってしまった。
千と千尋の神隠しは、たぶん初めて劇場で観たジブリ映画で、しかも主人公が自分と同じ年頃の女の子という、思い出深い一本になってもおかしくない条件がそろっていたのに、そのわりにいまいち印象の薄い、自分の中で不思議な作品だった。
でも、改めて観たら、冒頭、お父さんとお母さんが無人の屋台の食べものに手を出してしまったときの千尋の恐怖とか焦りに感情移入したこととか、千尋が釜爺のところに行くために階段を降りる場面が本当に怖かったこととか、買ってもらったパンフレットのインタビューの中で監督が「もっと小さい子やもっと大きい子のための映画は作ったけど、この年代の女の子のための映画がなかったので作った」って言ってたこととか、学校で坊の物真似が流行ってたんだけど私は観に行ったのがみんなより何週か遅かったのでなかなか話に入れなくて悔しかったこととか、最初に観たときの記憶がぽこぽこ蘇ってきて、ああ、この映画、自覚してたよりしっかり自分の中に在ったんだな……と気付かされた。
今までこの映画のストーリーについてあまり深く考えたことがなかったけれど、みんなに居場所が見つかるのが、やさしくてとてもいいなあと思った。あんな騒動の元凶だったカオナシにすら、やり直すチャンスが与えられていて、なんだかうれしかった。そうなんだよね、場所や環境さえ変わればうまくいくことも、あるよね、って。
ちょっと前にトトロを観たときも思ったんだけど、わりと細々したエピソードが詰め込まれているのに、せわしない感じがせず、ちゃんとひとつの物語としてまとまってるの、すごくないですか?宮崎駿って、映画が上手なんだなあ。
ロバと王女 ~……何?~
2020.07.29 wed @下高井戸シネマ
ひとことで言うと「何?」だった
— katanoina (@katanoina) 2020年7月29日
このビジュアルで、まさか宅飲みの終盤にみんなでツッコミ入れながら観た方がいい感じの映画だとは思わないじゃん
— katanoina (@katanoina) 2020年7月29日
お菓子作るのにわざわざひらひらのドレスに着替えてるのとか「おいおい〜笑」「まあ、ファンタジーだから、野暮なことは言いませんけどね〜笑」って思いながら観てたけど、それどころじゃなかった 終盤予想外の豪速球で避けきれなかった
— katanoina (@katanoina) 2020年7月29日
映画を観るときは、いつもできるだけ何も知らない状態で観に行くので、途中までどういうテンションで観ればいいのかわからないということがよくある。
これは最後までわからなかった。
美術はとってもおしゃれだったし、カトリーヌ・ドヌーブはたいそうかわいかったし、不快な困惑じゃなくて、え~~?(笑)という感じだったけど。
音楽劇であることも知らなかったので、魔法使いが歌い出すシーンで、え?なんかすごい歌い出しそうな間がある……めっちゃ歌い出しそうだけど……まさか、歌う?歌うの?う、歌った~~~~!!って内心大盛り上がりでした。
家で観たもの
エクストリーム・ジョブ ~嫌なニュースに疲れた心にちょうどいい~
2020.05.17 @U-NEXT
映画『エクストリーム・ジョブ』★★★3.5点。 軽い気持ちで楽しく観られてよかった。
— katanoina (@katanoina) 2020年5月17日
調理シーンの映像にやたら気合いが入ってたのが好きでした。もしか… https://t.co/T35xT3YROD #Filmarks #映画
口裏をうまく合わせられなくて話がややこしくなるのが大好きなので、あとから来た班長に説明する時間がなかったせいで、妻と夫と元夫が一緒にお店やろうとしてる設定になっちゃうとこ好きだった
— katanoina (@katanoina) 2020年5月17日
人に勧めようと思ったらあっという間に配信が終わってしまって残念だった。
封切り直後に外出自粛要請が出ちゃったから、期間限定で配信されてたんですね。
コメディなんだけど笑いが尖りすぎてないというか、全体的に微笑ましい感じだし、悲しすぎることや嫌すぎることは起こらず、ややネタバレになりますが最終的に話がきれいに収まるので、楽~に観られて外出自粛中にちょうどいい映画でした。チキン食べたい。
高慢と偏見とゾンビ ~ラスト!!おい!!ラスト!!!!笑笑笑笑~
2020.06.25 thu @U-NEXT
映画『高慢と偏見とゾンビ』★★★3.3点。 このレビューはネタバレを含みます https://t.co/59CsgBJ1zd #Filmarks #映画 #高慢と偏見とゾンビ
— katanoina (@katanoina) 2020年6月25日
感想はFilmarksに書いたんですけど、「日本か中国でゾンビを倒すための修業をするのが貴族の嗜み」っていう設定、英国貴族が日本刀振り回す絵面を見たいがためだけに作ったやろ、というのを付け加えておきます。
パロディは、大真面目にやればやるほど面白いよね~というのをしっかり見せてくれるたのしい映画でした。
男はつらいよ 寅次郎頑張れ! ~はじめまして寅さん~
2020.08.16 sun @テレビ
人生のステージを一段階のぼりました(初めて男はつらいよを観た)
— katanoina (@katanoina) 2020年8月15日
実家に行ったら両親が観ていたので一緒に観た。BSだかケーブルだかでやっている一挙放送を毎週観ているらしい。
安心して楽しく観られる娯楽作品!!という感じで、なんとなく、ピクサー作品と同じひきだしに入った。
男はつらいよだけじゃなく、山田洋次監督の作品もほとんど(遥かなる山の呼び声しか)観たことないはずなのに、ノリや流れを魂が知っていたんだけど、私はこれをどこで学んだんだろう。
シリーズの第20作から観ても、いつものメンバー(と思われる)登場人物たちの立ち位置がすぐ把握できて、彼らと一緒になって「寅さんはいつもそうなんだから」と思わされていた。私の知識や経験なのか、あるいは脚本や演出の力なのか。
寅さんの新作が毎年公開されていた世界、いいなあ、と思う。
母が給付金で高級色鉛筆を買ってたので触らせてもらった pic.twitter.com/JcTKQ0GVbv
— katanoina (@katanoina) 2020年8月16日
(両親が買っていた、男はつらいよガイドブックみたいなのを観て描いた。ガイドブック買うほど熱心に観ていたなんて知らなかったよ)