2021年5~7月に観た映画
本数は多いけど半分は金曜ロードショー。映画館に行きたいね。
もくじ
映画館で観たもの
劇場版少女歌劇レヴュー☆スタァライト(2021) ~良い音を大きな音で聴くって気持ち良い~
2021.07.15 thu @新宿バルト9
テレビ版から気になってはいたものの、そのままになっていたレヴュースタァライト。Twitterで見かける感想が軒並み「観るっていうか浴びる」「鑑賞っていうか体験」って感じだったので、観るなら映画館でだな……と思い、なんとかチケット取って観てきました。
なんとか、というのは、ま〜〜全然チケットが取れなくてですね。営業時間が短くなり、座席数が半減し、さらに予約が当日0時からになっていたりして、当日の朝にはちょうどいい時間が埋まっていることが多く、東京都心でこんなに映画が観にくいことあるんだ……と思いましたね。
そんなこんなで最終日に滑り込んだのですが(……と思ってたけど延長されたみたいで9月5日現在まだ上映してますが)。映画館で観て本当に良かったです。目にした前評判は映像についての話ばかりだったんですが、私が一番衝撃を受けたのは音でした。映画館が久し振りだったことによる加点もあるかもしれないけど、ちょっと陶然としてしまいました。良すぎて。
どんどん違う雰囲気の曲が出てきて、しかも曲の中でも変化があるのでずっと楽しかったし、劇伴も、なんというか、音がすごくリッチで、その厚みに興奮しました。何より全体の音質が、めちゃめちゃ良かったように思います。これは音響監督さんの仕事なんだろうか。自分の中の何かが癒える感覚がありました。「ストレス解消」っていうのがどういうことを指すのかいまいち分からずに生きてきたのですが、もしかしたらこれがストレスが解消されるということだったのかもしれない……
映像も、ずっと絵がうまかったし、パワフルな絵面の連発で良かったです。あ、でも、予想外に残虐というかかなり血が出るシーンがあったので、そういうのが苦手な人は気を付けた方がいいかもしれないですね。これ全年齢でいけるのはちょっとびっくりした。PG12くらいの衝撃はあったと思います。
ストーリーとしては、主人公とその幼馴染みの二人の物語を軸にしつつ、同期のメンバー二人ずつの関係を掘り下げていく感じで進んでいくんですけど、次々に課題が提示されては解決していくのでとても気持ち良かったです。
こんな、この二人にとってすごく重要と思われる問題を積み残していたなんて、テレビシリーズでは何をやっていたんだろう?と思ったんですが、テレビシリーズを観てた人が、劇場版を観るまではテレビであれだけのことをやったのに何が残ってるんだろうと思っていた、というようなことを言っていて、俄然興味が湧いたので、テレビの方も観ようと思います。
なんかすごく長々と書いちゃったんですけど、まとめると、すべての人におすすめするには癖が強いけど、面白い(「変わった」とか「珍しい」寄りのニュアンス)もの観たい人にはおすすめの映画です。
家で観たもの
タイタニック(1997) ~いい映画やないかい~
2021.05.07 @TV
かなり久し振りに観ました。記憶よりも怖くて、記憶よりもいい話でした。めっちゃ泣いてしまった。
泣いたポイントひとつめは、恐怖。観たのがたぶんまだ子供の頃だったので、沈没した経緯の描写をほぼ覚えていなかったのですが、いやあ……数人の誤った判断や油断が積み重なってこんなに大変なことが起こるっていうのが……本当に怖くて……なぜなら私はそういう間違いを犯す側の人間なので…………そういう意味ではまだシン・ゴジラみたいな理不尽な惨事の話の方がつらくない気さえしました。
あと、ジャック、というかレオナルド・ディカプリオがめちゃくちゃ若かったことに気付いてしまい、それも悲しかった。ケイト・ウィンスレットもそうなんですけど、なんか、頬の辺りのラインがさ……二十代前半以下の若者特有の輪郭の柔らかさって、ありますよね……
そして泣いたポイントふたつめが、最後、現代のシーンで、ベッドに横たわるローズの枕元に並べられた写真が映るところ。映画では描かれなかった、生き延びてからそれまでのローズの人生を垣間見ることができるわけですが、かなり冒険してた感じなんですよね。わりと発明されたてほやほやなんじゃない?って感じの飛行機に乗ってたり。今回観るまで、ローズがタイタニック号から脱出するときに母親たちの元から去るってことすら忘れてたんですけど、それってこの物語のかなり重要なポイントじゃん!?と思いました。ジャックとの出会いが、ローズのその後の人生を良い方に大きく変えてるの、超良いじゃん……
Twitterで見かけて知った動画なんですけど、「I'll never let you goって言ったのにジャックの手を離してましたよね」っていう質問に対して、「確かにそう!でも、ジャックももうちょっと頑張って(救助を待つときにローズが乗っていた)ドアの上に乗ろうとすればよかったんじゃないかと思う!」って言ってその場で再現しだすケイト・ウィンスレットが、元気が良くて超かわいいので観てください。3:10あたりからです。
ペーパー・ムーン(1973) ~ねえ!!おばさんの気持ち!!~
2021.05.19 @U-NEXT
※結末のネタバレあり
スピッツの曲名でしか知らなかった「テイタム・オニール」とついにご対面(?)。
いい加減な詐欺師が、母親を亡くしひとりになってしまった幼い女の子を成り行きで親戚のところまで送り届けることになるロードムービーってそりゃ好きやろがい。女の子には詐欺の才能があって、二人でお金を稼ぎながら旅をするうち、徐々に心が通い合って……ってそりゃ全員好きやろがい。
という、あらすじからの想像通りの、おしゃれでかわいい感じの映画でしたが、最終的にはさよならすることになるんだろうな……とフライングでさみしくなりながら観てたので、結末は意外でした。二人はうれしそうで良かったけど、でも、あの年頃の子供の判断を全面的に尊重するのはちょっと……どうなんでしょうか……と思ってしまった。
ていうか物語的にも別れてた方が美しかったような気がするんですけどどうですか?
眠れなくて観てしまった。アカデミー賞助演女優賞の最年少記録というだけあってテイタム・オニールがめちゃめちゃよくて、いい映画だったけど、おばさんにちゃんと謝ったのか気になった
— katanoina (@katanoina) 2021年5月18日
せめて連絡だけはしてあげてほしい
— katanoina (@katanoina) 2021年5月18日
吸血鬼ドラキュラ(1958)
2021.05.20 @U-NEXT
吸血鬼を題材にした作品には触れているけど、吸血鬼のこと全然知らないな…と思って、配信されている中で一番古かったものを観てみました。
観てすぐにメモしなかったのでどう思ったか忘れました。
アラジン(2019) ~絨毯ちゃんを称えよ~
2021.05.21 @TV
放送するのを忘れていて途中から観ました。
観るの二回目だったんですけど、前回よりも楽しかった気がします。Twitterを横目に観るのに向いてる映画だったのかもしれない。週末にテレビで観るのにちょうどよかったですね。
ジャスミンにお城の外の世界を見せてくれたのも、ジャスミンを絶体絶命のピンチから救ってくれたのも、アラジンというより魔法の絨毯じゃないですか?みんな絨毯ちゃんのことをもっと褒めた方がいいと思いました。
スタンド・バイ・ミー(1986) ~そりゃ名画ですわな~
2021.05.28 @TV
リヴァー・フェニックスってすごいなの気持ちで満たされた。
マイ・プライベート・アイダホ(1991) ~キアヌ・リーヴスってこんな顔だったのか~
2021.05.29 @U-NEXT
スタンド・バイ・ミーを観て、リヴァー・フェニックスってすごいなの気持ちで満たされたので、ほかの作品のリヴァー・フェニックスも観てみようと思って。
ヴェネツィア国際映画祭とかで主演男優賞を獲ったというだけあって、名演だったと思うんですけど、大人になったリヴァー・フェニックスをこの映画でしか知らないので、どこまでが元々のリヴァー・フェニックスでどこまでが演技なのか分からなかった。
なんかやるせない話だったな。
若い頃のキアヌ・リーヴスは顔がかわいいということを知れてよかったです。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018) ~三作目はまだですか~
2021.07(何日か忘れた) @primeビデオ
劇場で観て以来、二回目。やっぱりニュートがティナの痕跡を追うとこと、ズーウーを手懐けるとこが最高ですね。