~もくじ~
映画館で観たもの
僕たちは希望という名の列車に乗った ~私の中の「世界史」の隙間~
2019.07.18 thu @Bunkamuraル・シネマ
野ばら先生が先日の打ち合わせの際にウチでご鑑賞くださった『僕たちは希望という名の列車に乗った』について書いてくださった。ありがたや。いい映画なんですよ。とくに失敗や挫折に苛まれていると感じる若い人に観ていただきたいのです。https://t.co/oX401Fa7Rz
— 出町座 (@demachiza) 2019年7月18日
昼間、凄惨なニュースの合間にこのツイートを見て、「とくに失敗や挫折に苛まれていると感じる若い人に観ていただきたい」という文面と、サイトに載っていたあらすじだけ読んで観に行くことを決め、ちょうど上映が今日までだったのですぐチケットを取ったのですが、観てよかったです
— katanoina (@katanoina) 2019年7月18日
この前、どんな映画が好きなのか訊かれたとき、楽しい話が好き…かな……みたいなことしか答えられなかったんですけど、それもべつに嘘じゃないんですけど、振り返ってみると実際観てるのは実話が基になってる真面目な映画ばっかりだな……
— katanoina (@katanoina) 2019年7月18日
毒にも薬にもならない話も大好きなんだけど、こういう、視野が広がるというか、目を開かせてくれるような映画に出会うと、ああ、よかったなあ、と思う。
結構衝撃だったのが、この映画の舞台になってる1956年の時点では、東西を電車で行き来できてるんですよね 東西ドイツ分断=ベルリンの壁!みたいなイメージになってた…いちおう政治学科卒なのに……
— katanoina (@katanoina) July 18, 2019
あと、日本の学生運動の話とかもそうだけど、社会主義に勢いがあった時代があったっていうのは、なかなか感覚としてつかみにくいな、と思う
— katanoina (@katanoina) July 18, 2019
「ダンケルク」を観たときも思ったんですけど、第二次世界大戦って私にとって一番身近な戦争で、子供の頃から繰り返し繰り返し体験談とかを聞かされて育っているはずなのに、全貌については全然知らない。私にとっての第二次世界大戦って、太平洋戦争のかなり末期の、空襲とか原爆とか特攻の話だけなんだよな。高校の世界史の授業や、大学での勉強を経ても、いまだに。
すごい密度だったので3時間くらいあったかと思ったんだけど2時間もなかったらしい
— katanoina (@katanoina) July 18, 2019
この内容で上映時間が短いのも、この映画の大きな美点のひとつだと思う。おすすめです。
めちゃくちゃおもしろかったんですけど、ハンカチ持ってなかったので今電車に乗るのギリギリアウトなコンディションの顔で電車に乗ってる…こんな泣かされると思ってなくて……
— katanoina (@katanoina) July 18, 2019
相手は18歳の子供たちなのに東ドイツ当局の尋問が容赦なさすぎてずっと心臓ばくばくしてた…仲間割れを狙ったり、弱点を突いて脅したり…尋問する機会がある人は参考になるんじゃないかな……
— katanoina (@katanoina) July 18, 2019
功罪それぞれあるんだろうけど、高校生相手にあんなに本気でいかないと維持できないってことは、かなり不自然な政治体制ではあったんだろうな…と思った
— katanoina (@katanoina) July 18, 2019
HiGH&LOW THE WORST ~身体能力が高い人の全力疾走を観るのは健康に良い~
2019.10.29 tue @TOHOシネマズ渋谷
「頂上[テッペン]は、ふたつもいらない。」
「頂上決戦、始まる――。勝つのは、どっちだ。」
これ両方ともこの映画のキャッチコピーなんですけど、そんなこと言われたら、対立する二つの勢力が、その地域のトップ的なポジションを巡って闘う話なのかな~って思うじゃないですか。
ポスターの感じからして、主人公であるEXILEみのつよい人VSライバルの志尊くん率いる坊主軍団の抗争みたいな話なのかな~、別にヤンキーの勢力争いには興味ないかな~ということでノーマークだったんですけど、ちょっと嫌なことがあって(もう覚えてないくらいちょっとしたことだったんですけど)、「あ~~あ!!顔の良い男たちが殴り合ってるとこでも観るか!!」という気持ちになり、ふらっと観に行って来たんですね。
そしたら、もう、びっくりするくらいいい話で。
だって、ざっくり言ったら、ひとりで悩みを抱えて道を踏み外しそうになってる幼馴染をみんなで助け出す話なんですよ!?想像できます??あの宣伝の感じから!!
いや~びっくりした。
アクションがすごいっていうのはある程度予想してたけど、思った以上にすごかった。アクションがすごい人たちが、ちゃんと演技も上手で、演技が出来て動ける人ってこんなにたくさんいるんだ……と思いました。
テレビドラマ観てると、「最近の若者は腹から声が出とらん!!」って昔気質のおじいさんの気持ちになりがちなんですけど、ハイローの世界の若者はみんな腹から声が出ていて気持ちがよかった。
トッキュウジャーを観てたので、志尊くんが出てくるたびに目を細めてしまった。ファンを名乗れるほどその後の出演作を観てるわけではないんですけど、なんとなく親しみのようなものを感じていて、活躍してると勝手に誇らしくなります。いかついヤンキー集団を率いる最強のボスを、わりと甘くてやさしい感じの顔の志尊くんにやらせようと決めた人、めっちゃセンスあると思う。
全力疾走してるところを正面から映すカットが確か何度かあったんですけど、あれのためだけにDVDほしい。自分が、人間が全力疾走してるとこを観るのが好きってことを、今回初めて知りました。
家で観たもの
ボルベール<帰郷> ~どこに連れていかれるのかと思った~
2019.07.29 @DVD
何て言って勧められたのか忘れるくらい前に勧められてたのをようやく観た。
何の話なのか、どういうテイストの映画なのか、教えてもらったかどうかすら覚えていなくて、まず序盤の事件にびっくりして、それから想定してたリアリティラインが揺らぐようなことが起こってびっくりして、終始話がどう転んでいくのかどきどきしていた。
赤い色の使い方が印象に残った。
アラジン(2019) ~ディズニーの実写観るたびアニメのすごさに気付かされる~
2019.10.13 sun @U-NEXT
映像もきれいだしウィル・スミスは面白いし普通に楽しかったんですけど、2019年の今、最先端(たぶん)のCGを駆使して成し遂げているものと遜色ない迫力を、1992年に手書き(たぶん)のアニメーションで出していたのがすごくない?と思ってしまった。
美女と野獣の実写版も、Be Our Guestのシーンとか、実写も相当気合い入ってたとは思うんですけど、実写観たあとアニメを観たら、そっちの方が夢の世界に一気に引っ張り込まれるような感じがあったんですよね。
あ、でも、始まり方というか、物語の外枠に加えられていたアレンジは好きでした。
パルプ・フィクション ~はじめましてタランティーノ~
2019.12.06 fri @U-NEXT
何の話なのかも誰が出てるのかも全く知らずに観たんですけど、オープニングの後にキャストの名前が出たとき、「えっ、今のトラボルタだったのかな?若くて分からなかった…」と思ったら、つぎのシーンでどこからどう見てもトラボルタな人が出てきて笑った
— katanoina (@katanoina) 2019年12月6日
しかし、アメリカの人はまじであんな頻度でファッキンって言うのか?一文節一回くらいのファッキンペースでファッキン挟み込んでたけど…ギャングだからか?
— katanoina (@katanoina) 2019年12月6日