2021年8月に観た映画と読んだ本
もくじ
観た映画
返校 言葉が消えた日(2019) ~人生初ホラー(たぶん)~
2021.08.22 sun @TOHOシネマズシャンテ
たぶん生まれて初めてホラー映画というものを観たんですけど、なんか、結局「人間が一番怖い」って感じだったな……
— katanoina (@katanoina) 2021年8月22日
怖がらせるぞ!って気持ち全開の悪夢パートと現実パートを行き来する構成だったけど、現実パートが戒厳令下の悲劇をわりと繊細に描いてたのに対して、悪夢パートは絵面や執拗な脅かしのせいでちょっと設定の凝ったおばけ屋敷みたいになってて、ない方が良い映画になってたのでは……?と思ってしまった
— katanoina (@katanoina) 2021年8月22日
ない方がっていうか、もう少し現実寄りの感じにした方が逆に怖かったと思う 原作がホラーゲームらしいのでこの映画にそれを求めるなっていう話かもしれないけど
— katanoina (@katanoina) 2021年8月22日
子供の頃ほんとうに怖い話がだめで、怖い話じゃなくても勝手に怖い要素を見つけて眠れなくなってたくらいだったので、大人になってからも大丈夫になってるのか自信がないという理由でホラー映画を避けてきたんですけど、こういうおばけ屋敷的なやつは平気なのかもしれない
— katanoina (@katanoina) 2021年8月22日
自分がどの程度ホラーに耐えられるのかわからないのでかなり身構えて観に行ったんですけど、怖さ的には全然でしたね。こういう怖さは大丈夫だったみたい。
言論・思想の統制が厳しかった時代の高校の話ってことで「僕たちは希望という名の列車に乗った」(第二次世界大戦後の東ドイツが舞台)をちょっと思い出したんですけど、そっちの方が怖かった。ホラーじゃないけど。
大量の血とか、ぐちゃぐちゃの内臓とか、そういうのは得意ではないけど、別に見たいとも思わないし、ただ嫌なだけだな……ということがわかりました。
ホラー要素以外のところは面白かったです。
イン・ザ・ハイツ(2021) ~踊れるっていいな!~
2021.08.22 sun @TOHOシネマズ日比谷
音楽 | ★★★★★ |
CG | ★★★★★ |
主人公の良いやつ度 | ★★★★★ |
主人公とヒロインの恋路のなんやねん度 | ★★★★★ |
わざわざ表にするほどのこともなかったんですけど、ほんとに主人公とヒロインのくっついたり離れたりが「知らんがな」だったのがほとんど唯一のマイナスポイントで、でも主人公がほんとうに良いやつ~~!だったので、まあ、おまえが幸せならいいよ……ということで総合評価は満点です。
映像全体的によかったけど、CGと実写の組み合わせ方が面白くてかわいくてよかった。ピンクパンサーとかジッパディドゥーダーみたいな。
あと、テンション上がった時とか、嫌なこと忘れたい時とかに、「踊る」っていう選択肢が自然にあるのっていいなーと思う。流れてきたら自然に体が動いちゃうメロディ、魂に沁みついたリズム、私にはないもんなあ。
ロックとかのコンサート行ったら自然と音楽に合わせて手を振ったり体を揺らしたりするけど、どこか見様見真似というか、本当に自分の心の底からの動きっていうより、そういうものだからやってるような気がする。
強いて言うなら音頭なんだろうか。盆踊りってたぶんちゃんとやったことないけど……
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019)~アクションしないダニエル・クレイグ、善人じゃないクリス・エヴァンス~
2021.08.31 tue @U-NEXT
もっと前からもっと観たいと思ってた映画100本あったはずなのになんとなく観てしまった なんか、ちょうどよく面白かった 真相はちょっと悲しかったけど、それも悲しすぎはしなくてよかった
— katanoina (@katanoina) 2021年8月30日
今まで善いクリス・エヴァンスしか知らなかったので、どら息子のクリス・エヴァンス新鮮でした
— katanoina (@katanoina) 2021年8月30日
今作のクリス・エヴァンスは特に身体能力が高い役柄ではなかったんですけど、普通のセーター着てても明らかにムキムキなのが隠せてなくて、ちょっと面白くなっちゃった。
読んだ本
『学術書を読む』鈴木哲也(2020)
2021.08.02 mon 図書館で借りた
単なる本の紹介や読書術の指南にとどまらず、学術書や大学教育をとりまく状況に触れつつ、今の世界を生きる上で専門外の知識を学ぶことの意義を、変に押し付けがましくなく、地に足のついた感じで説いてくれる良い本でした
— katanoina (@katanoina) 2021年8月2日
と、読んだ直後にツイートしたけど、「地に足のついた」っていうのはちょっと違ったかもしれない。何と言うか、もっと学術書、特に専門外のものを読んでほしい、という目的で書かれている本ではあるんだけれど、「今の若者は本を読まなくてけしからん!」みたいな論調ではなくて、そこがすごく良いと思った。
学術書や学問のことをすごく信じているのだな、というのが感じられ、そういう人はさぞかし日本の大学や学術の現状に思うところがあるだろうな、それでも学生や初学者たちへ働きかけることを諦めてなくてえらいな、と思う。うまく説明できないんだけど、何かをより良くするべきであると信じること、より良くすることを諦めないことの難しさを最近よく感じているもので。
学生の頃にこんな本があれば、と思う一方、当時出版されていても、この本を手に取ることはなかったかもしれないし、仮に手に取ったとしても最後まで読み切ることはできなかったかもしれないなとも思う。
本を読む力だけでなく、運動とか絵とかも、大人になってからやってみたら昔よりも上手にできることが多くて、学生の頃はまだ、脳が器質的にも未完成だったのではないかという気がする。今うまくできるようになっているのは十代の頃の蓄積のおかげなのかもしれないけれど。
『淵の王』舞城王太郎(新潮文庫、2017)
2021.08.23 mon 電子書籍で買った
返校を観て、怖いものへの気持ちが盛り上がったので読んでみた。
舞城王太郎の台詞のリズムやっぱ好きだな~と思う。
2021年5~7月に観た映画
本数は多いけど半分は金曜ロードショー。映画館に行きたいね。
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映画館で観たもの
劇場版少女歌劇レヴュー☆スタァライト(2021) ~良い音を大きな音で聴くって気持ち良い~
2021.07.15 thu @新宿バルト9
テレビ版から気になってはいたものの、そのままになっていたレヴュースタァライト。Twitterで見かける感想が軒並み「観るっていうか浴びる」「鑑賞っていうか体験」って感じだったので、観るなら映画館でだな……と思い、なんとかチケット取って観てきました。
なんとか、というのは、ま〜〜全然チケットが取れなくてですね。営業時間が短くなり、座席数が半減し、さらに予約が当日0時からになっていたりして、当日の朝にはちょうどいい時間が埋まっていることが多く、東京都心でこんなに映画が観にくいことあるんだ……と思いましたね。
そんなこんなで最終日に滑り込んだのですが(……と思ってたけど延長されたみたいで9月5日現在まだ上映してますが)。映画館で観て本当に良かったです。目にした前評判は映像についての話ばかりだったんですが、私が一番衝撃を受けたのは音でした。映画館が久し振りだったことによる加点もあるかもしれないけど、ちょっと陶然としてしまいました。良すぎて。
どんどん違う雰囲気の曲が出てきて、しかも曲の中でも変化があるのでずっと楽しかったし、劇伴も、なんというか、音がすごくリッチで、その厚みに興奮しました。何より全体の音質が、めちゃめちゃ良かったように思います。これは音響監督さんの仕事なんだろうか。自分の中の何かが癒える感覚がありました。「ストレス解消」っていうのがどういうことを指すのかいまいち分からずに生きてきたのですが、もしかしたらこれがストレスが解消されるということだったのかもしれない……
映像も、ずっと絵がうまかったし、パワフルな絵面の連発で良かったです。あ、でも、予想外に残虐というかかなり血が出るシーンがあったので、そういうのが苦手な人は気を付けた方がいいかもしれないですね。これ全年齢でいけるのはちょっとびっくりした。PG12くらいの衝撃はあったと思います。
ストーリーとしては、主人公とその幼馴染みの二人の物語を軸にしつつ、同期のメンバー二人ずつの関係を掘り下げていく感じで進んでいくんですけど、次々に課題が提示されては解決していくのでとても気持ち良かったです。
こんな、この二人にとってすごく重要と思われる問題を積み残していたなんて、テレビシリーズでは何をやっていたんだろう?と思ったんですが、テレビシリーズを観てた人が、劇場版を観るまではテレビであれだけのことをやったのに何が残ってるんだろうと思っていた、というようなことを言っていて、俄然興味が湧いたので、テレビの方も観ようと思います。
なんかすごく長々と書いちゃったんですけど、まとめると、すべての人におすすめするには癖が強いけど、面白い(「変わった」とか「珍しい」寄りのニュアンス)もの観たい人にはおすすめの映画です。
家で観たもの
タイタニック(1997) ~いい映画やないかい~
2021.05.07 @TV
かなり久し振りに観ました。記憶よりも怖くて、記憶よりもいい話でした。めっちゃ泣いてしまった。
泣いたポイントひとつめは、恐怖。観たのがたぶんまだ子供の頃だったので、沈没した経緯の描写をほぼ覚えていなかったのですが、いやあ……数人の誤った判断や油断が積み重なってこんなに大変なことが起こるっていうのが……本当に怖くて……なぜなら私はそういう間違いを犯す側の人間なので…………そういう意味ではまだシン・ゴジラみたいな理不尽な惨事の話の方がつらくない気さえしました。
あと、ジャック、というかレオナルド・ディカプリオがめちゃくちゃ若かったことに気付いてしまい、それも悲しかった。ケイト・ウィンスレットもそうなんですけど、なんか、頬の辺りのラインがさ……二十代前半以下の若者特有の輪郭の柔らかさって、ありますよね……
そして泣いたポイントふたつめが、最後、現代のシーンで、ベッドに横たわるローズの枕元に並べられた写真が映るところ。映画では描かれなかった、生き延びてからそれまでのローズの人生を垣間見ることができるわけですが、かなり冒険してた感じなんですよね。わりと発明されたてほやほやなんじゃない?って感じの飛行機に乗ってたり。今回観るまで、ローズがタイタニック号から脱出するときに母親たちの元から去るってことすら忘れてたんですけど、それってこの物語のかなり重要なポイントじゃん!?と思いました。ジャックとの出会いが、ローズのその後の人生を良い方に大きく変えてるの、超良いじゃん……
Twitterで見かけて知った動画なんですけど、「I'll never let you goって言ったのにジャックの手を離してましたよね」っていう質問に対して、「確かにそう!でも、ジャックももうちょっと頑張って(救助を待つときにローズが乗っていた)ドアの上に乗ろうとすればよかったんじゃないかと思う!」って言ってその場で再現しだすケイト・ウィンスレットが、元気が良くて超かわいいので観てください。3:10あたりからです。
ペーパー・ムーン(1973) ~ねえ!!おばさんの気持ち!!~
2021.05.19 @U-NEXT
※結末のネタバレあり
スピッツの曲名でしか知らなかった「テイタム・オニール」とついにご対面(?)。
いい加減な詐欺師が、母親を亡くしひとりになってしまった幼い女の子を成り行きで親戚のところまで送り届けることになるロードムービーってそりゃ好きやろがい。女の子には詐欺の才能があって、二人でお金を稼ぎながら旅をするうち、徐々に心が通い合って……ってそりゃ全員好きやろがい。
という、あらすじからの想像通りの、おしゃれでかわいい感じの映画でしたが、最終的にはさよならすることになるんだろうな……とフライングでさみしくなりながら観てたので、結末は意外でした。二人はうれしそうで良かったけど、でも、あの年頃の子供の判断を全面的に尊重するのはちょっと……どうなんでしょうか……と思ってしまった。
ていうか物語的にも別れてた方が美しかったような気がするんですけどどうですか?
眠れなくて観てしまった。アカデミー賞助演女優賞の最年少記録というだけあってテイタム・オニールがめちゃめちゃよくて、いい映画だったけど、おばさんにちゃんと謝ったのか気になった
— katanoina (@katanoina) 2021年5月18日
せめて連絡だけはしてあげてほしい
— katanoina (@katanoina) 2021年5月18日
吸血鬼ドラキュラ(1958)
2021.05.20 @U-NEXT
吸血鬼を題材にした作品には触れているけど、吸血鬼のこと全然知らないな…と思って、配信されている中で一番古かったものを観てみました。
観てすぐにメモしなかったのでどう思ったか忘れました。
アラジン(2019) ~絨毯ちゃんを称えよ~
2021.05.21 @TV
放送するのを忘れていて途中から観ました。
観るの二回目だったんですけど、前回よりも楽しかった気がします。Twitterを横目に観るのに向いてる映画だったのかもしれない。週末にテレビで観るのにちょうどよかったですね。
ジャスミンにお城の外の世界を見せてくれたのも、ジャスミンを絶体絶命のピンチから救ってくれたのも、アラジンというより魔法の絨毯じゃないですか?みんな絨毯ちゃんのことをもっと褒めた方がいいと思いました。
スタンド・バイ・ミー(1986) ~そりゃ名画ですわな~
2021.05.28 @TV
リヴァー・フェニックスってすごいなの気持ちで満たされた。
マイ・プライベート・アイダホ(1991) ~キアヌ・リーヴスってこんな顔だったのか~
2021.05.29 @U-NEXT
スタンド・バイ・ミーを観て、リヴァー・フェニックスってすごいなの気持ちで満たされたので、ほかの作品のリヴァー・フェニックスも観てみようと思って。
ヴェネツィア国際映画祭とかで主演男優賞を獲ったというだけあって、名演だったと思うんですけど、大人になったリヴァー・フェニックスをこの映画でしか知らないので、どこまでが元々のリヴァー・フェニックスでどこまでが演技なのか分からなかった。
なんかやるせない話だったな。
若い頃のキアヌ・リーヴスは顔がかわいいということを知れてよかったです。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018) ~三作目はまだですか~
2021.07(何日か忘れた) @primeビデオ
劇場で観て以来、二回目。やっぱりニュートがティナの痕跡を追うとこと、ズーウーを手懐けるとこが最高ですね。
2021年2~4月に観た映画
観てない人には不親切で、観た人には物足りなさそうな、ストーリーに触れない感想です。
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映画館で観たもの
ナショナル・シアター・ライヴ 2016「戦火の馬」(2014) ~馬~~!~~
2021.03.07 sun @TOHOシネマズ日本橋
ストーリーは目新しくないというか、かなりシンプルな話なんだけど、とにかく馬がうますぎて(「本物の馬のよう」と「巧み」の小粋なダブルミーニングです)、あのパペットの操演の見事さだけで3000円の価値があったと思う すごかった
— katanoina (@katanoina) 2021年3月7日
舞台上に馬(のパペット)が現れた瞬間、生きた馬がそこにいることに感動して謎の涙が出た 前回の上映の時は、馬の話そんなに興味ないな…人形もなんか進撃の巨人の巨人みたいだし……ってスルーしてしまったんですけど、ふと思い立って観に行ってよかった ありがとうNTL ありがとうアンコール上映
— katanoina (@katanoina) 2021年3月7日
とにかく馬(のパペットの操演)がすごかったですね。人間(役の人間)もみんな熱演だったんですけど。
あとあひるがめっちゃかわいかった。わりとずっと真面目な話だった中で、一服の清涼剤って感じでした。カーテンコール(グローブ座の舞台にカーテンはないけど)のとき喝采を浴びていて、わかる~と思った。
家で観たもの
仁義なき戦い(1973) ~想像の30倍流れるチャララ~~!!!!チャララ~~~~!!!!!!~
2021.02.22 @U-NEXT
パロディしか知らない映画の元ネタを観ようキャンペーンってことで仁義なき戦いを観てるんですけど、開始からものの数秒でおなじみのチャララ~~!(メインテーマ)が流れたのでなんか満足してしまった
— katanoina (@katanoina) 2018年5月16日
出し惜しみなしでめっちゃ流れるし
— katanoina (@katanoina) 2018年5月16日
音が悪いのと広島弁なのとで台詞が聞き取りにくくて油断してると何が何だかわかんなくなる
— katanoina (@katanoina) 2018年5月16日
慣れてきてだんだん面白くなってきたけど、人が撃たれるたびチャララ〜〜!!チャララ〜〜〜!!っていうのは笑ってしまう
— katanoina (@katanoina) 2018年5月16日
…というところで中断したきりになっていたのを3年越しで観ました。
Filmarksのレビューでも同じようなこと言ってる人がたくさんいたんですけど、チャララ~~!!チャララ~~~!!!!は最初だから大盤振る舞いされていたというわけではなくて、最後まで一貫して人が死ぬたびにチャララ~~!!チャララ~~~!!!!だったのが良かったです。途中で確信しましたがあれ笑かそうとしてやってますよね?
ゴジラ(1954) ~絶対着ぐるみなのに怖くてすごい~
2021.03.12 fri @Netflix
シン・ゴジラ、劇場版アニメ(全部は観てないけど…)に続いて、私の中で3作目のゴジラ。今放送中のテレビアニメ版を観る前に、初代を観とくか~ということで。
60年以上前の作品なので、わたしがこれまでに見てきた最先端の技術で作られたゴジラに比べれば姿も動きも洗練されておらず、着ぐるみだということがまあ丸わかりなんですが、それなのにちゃんと怖くて、演出のパワーを感じました。山の向こうにゴジラがぬっと現れるとことか、なすすべなく家が潰されるのとか、子供のころに観ていたらしばらく眠れなかったと思う(幼少期のわたしはジュラシックパークやジョーズでしばらく眠れなくなるくらいの怖がりだった)。
瓦礫の山になった町とか、避難する住民の様子とかが生々しくて、終戦から10年以内なのに、これだけあからさまに戦争を思い出させる映像を作ってるのすごいな、と思いました。
アウトサイダー(1983) ~名曲~
2021.04.01 thu @U-NEXT
主題歌だけ知っていて、いつか観たいなと思っていた映画。
さすがのスティーヴィー・ワンダーだし、物語にも合っていて、改めて良い曲だなあと思ったんですが、オープニングからいきなり流れ、作中も繰り返しインストバージョンがかかり、さらにエンディングでももう一回使われていたのでちょっと面白くなってしまった。名曲だから、何度も聞いて欲しかったのかな。
若い頃のトム・クルーズが、そこまで重要な役というわけではないのに目立っていてさすがだった。なんかぴょんぴょんしてて、変な奴!って感じでよかったです。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016) ~5年前……?~
2021.04.23 fri @U-NEXT
めちゃくちゃ久し振りに(たぶん完結して以来初めて)ハリーポッターを読み返していたら観たくなったので。5年前っていうのはちょっとびっくりしましたね…5年前が超最近であることにそろそろ慣れたいんですけど……
やっぱりニュート・スキャマンダーの造形(性格の設定という意味でも見た目のデザイン的な意味でも)がパーフェクトですね。
魔法でお料理するシーンが夢みたいでとても好きです。
幸福の黄色いハンカチ(1977) ~タイトルもパッケージもネタバレで草~
2021.04.25 sun @Netflix
いや、草じゃないのよ!
黄色いハンカチがはためいている絵面だけ知っている状態で見たんですけど……唯一の予備知識がどネタバレだったんですけど!おい!あの絵面が一番のキモみたいなもんじゃん!!おい!!
Filmarksのサムネイルもこれだし…パッケージにも使われているようでびっくりなんですけど、いいのか?まあ、タイトルからして隠そうともしてないから、いいのか……(いちおうリンクはサムネイル見えない形で貼っときますけど……)
いや、でもさあ、何も知らずにわあ~!!ってなりたいタイプの映画じゃない?これは……
まあ、内容はよかったですけどね。最初はしょうもない若者って感じだった武田鉄矢と桃井かおりが、だんだんかわいく見えてくるのがよかった。
山田洋次監督の作品は、大人になってから初めて観たはずなのに、笑うところも泣くところも、“魂が知ってる“感じがして不思議だなと思います。
2020年11月~2021年1月に観た映画
なんか今回文句言ってばっかです。
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映画館で観たもの
羅小黒戦記 日本語吹替版(2020) ~犯人は櫻井孝宏~
2020.11.21 sat @TOHOシネマズ池袋
中国語字幕で観た時は、シャオヘイかわいい~~ムゲンさま全員好きなやつ~~~~って感じで、主人公サイドの良さにばかり目が行ってたんですけど、吹き替えで観た人たちがみんなしてフーシーに頭を抱えてて、確かにかわいそうだった記憶はあるけどそんなに?と思っていたのですが。
吹き替え版を観て理解しました。櫻井孝宏が悪い(※)。
※…フーシーは物語の中では主人公と敵対して敗北する役回りであり、敗北させられるだけの罪も犯しているキャラクターではあるものの、櫻井孝宏の演技のせいで、単純な悪者とは言い難い部分や、同情の余地の方に思いを致さずにはいられず、「彼が悪かったのか?」「どうすればよかったのか?」と考え込まされてしまう、の意。日本語だと台詞の意味が頭に入って来やすいのも悪かったと思う。字幕はちょっとたどたどしかったから……
銀魂 THE FINAL(2021) ~脚本家の苦労がしのばれる~
2021.01.09 sat @TOHOシネマズ府中
映画というよりは、テレビシリーズをまとめた総集編のようだった。
たぶん、アニメのまとめ方が悪いとかではないと思う。今回映画になったのは、原作が週刊少年ジャンプでの連載を終えた後に、ジャンプGIGAとアプリに移行して掲載されていた頃の部分で、それってつまり、ずっとあと数回で終わらせるつもりで描かれていた(であろう)部分だ。ずっとクライマックス。次で終わってもおかしくないテンションが続く。だから、原作に忠実にアニメ化しようとすればするほど、難しかったんじゃないかと思う。
原作の終盤の展開は、正直、何が問題で何がどうなって何が解決したのかよくわからなかったところがあったのだけれど、原作でよくわからなかったところはアニメになってもよくわからなくて、よくわからなかったなあ、というのを確認しに行った感じになった。
今回の映画に関して良かったなあと思ったのは、空知先生のメッセージを読めたのと、担当編集者のコメントなどを通じて近況が少しわかったこと。銀魂の単行本の書き下ろしコーナー、すごく好きだったんですよね。あの文才は稀有なものだと思うので、新作までの繋ぎとしてでも、エッセイとかお悩み相談の連載してくれないかな〜。
家で観たもの
オールド・ガード(2020) ~シャーリーズ・セロンかっこいいね~
2020.11.28 sat @NETFLIX
面白そうな要素はたくさんあったんだけど、なんとなく全体的に薄味というか、要素を提示された感じだった。一歩ずつ踏み込みが足りないというか。
続編が決まっていて、今回はとりあえず基本設定や登場人物のお披露目をしておこう、というやつだったのか?と思ったんですけど、そういうわけでもなさそうですね……?
主役の人きれいだなあと思ってたんだけど、シャーリーズセロンか〜〜
— katanoina (@katanoina) 2020年11月28日
シャーリーズ・セロンはほんとうにかっこよかったです。アクションすっごかった。
9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019) ~9人である意味あったのか?~
2021.01.19 tue @U-NEXT
2021年映画初めだったけど…なんか…普通だったな……笑
— katanoina (@katanoina) 2021年1月18日
面白くなくはなかったんだけど……普通に面白かったんだけど……普通…………
— katanoina (@katanoina) 2021年1月18日
タイトルの印象から、翻訳の難しさ、それぞれの言語や文化の違い…みたいな話かと思ってたんですけど、ミステリーというかサスペンスな感じだったのでへえ〜と思った
— katanoina (@katanoina) 2021年1月18日
なんか、登場人物が余ってる感じがしましたね。9人必要だったのかな、って。せっかく9か国の言葉の専門家たちが集まってるんだから、もうちょっと面白いことが起こせたんじゃないか?と勿体なく思いました。
2020年9~10月に観た映画
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映画館で観たもの
デッド・ドント・ダイ(2019) ~真顔で淡々と面白いことされるとどうしたらいいのかわからないよ!~
2020.09.08 tue @下高井戸シネマ
【明日から】
— 下高井戸シネマ (@shimotakacinema) 2020年8月28日
『デッド・ドント・ダイ』
8/29(土)〜9/4(金)19:50
9/5(土)〜11(金)18:20
アメリカの田舎町に突如溢れ出した生ける屍に警察の迷コンビが立ち向かう。彼らを待ち受けるのは果たして、希望か、絶望か…!?豪華俳優陣で贈る愛すべきオンリーワン“ゾンビコメディ”! pic.twitter.com/GVFXrIubwa
このツイートを見て、アダム・ドライバーのことなんとなく好きだけど出演作は「沈黙」しか観たことないんだよな~、この写真の雰囲気いいな~、と思って軽い気持ちで観に行った私だったが……
以下、観た直後の困惑の記録。
面白かったんだけど、どういう気持ちになればいいのかわからないラストだった
— katanoina (@katanoina) 2020年9月8日
いや……ほんとに……どういう気持ちになればよかったんだ??
— katanoina (@katanoina) 2020年9月8日
とくにティルダ・スウィントン、ティルダ・スウィントンにこういう変な人やらせたら楽しいよね〜(笑)っていう悪ふざけじゃなかったですか?ティルダ・スウィントンに柔道着着せて黄金の仏像の前で剣舞?さすな
— katanoina (@katanoina) 2020年9月8日
高慢と偏見とゾンビでも英国紳士が日本刀でゾンビを斬ってたんですけど、ゾンビムービーにおいて日本刀ってメジャーな武器なんですか?
— katanoina (@katanoina) 2020年9月8日
まあ、ハンドアックスよりは切れ味良さそうだけども……
— katanoina (@katanoina) 2020年9月8日
アダム・ドライバーがとてもよかったので総合的にはまあ満足です ちょっと変な人が似合うね
— katanoina (@katanoina) 2020年9月8日
観終わって時間が経つにつれて、わりと好きだったような気がしてきたんですけど、アダム・ドライバーのこともっと知りたいと思ったとき最初に観る映画としては間違っていた気はする。スターウォーズでも観るか~。
ブックスマート(2019) ~すべてのティーンエイジャーよ、すこやかにおろかであれ~
2020.09.27 sun @シネクイント
(※脚注はちょっとだけストーリーのネタバレ)
なんか、今の映画だな~と思った。そんなにたくさん映画を観てるわけでもないのに知ったようなことを言いますけど。あちこちへの配慮の行き届き方が、5年10年前の映画だったら、こうはいかなかったんじゃないかな~ってところが結構あった。
いろいろあるけど、高校生たち誰も本当に悪いやつではない感じに描かれてるとこがよかった*1。後味がいい。
日本の高校生にもこういう映画があるといいな、と思う。わたしが知らないだけで、あるのかもしれないけど。日本の映画は、高校が舞台の話だと特に、見た目にコンプレックスがあるという設定の主人公でもきれいな感じの俳優さんが演じがちじゃないですか?
いや、まあね、ブックスマートがアメリカの映画全体の中でどのくらいのポジションなのか(ヒット作なのか、映画好きの間で話題!くらいの感じなのか…)知らないので、日本だからアメリカだからということも言えないんですけどね。いずれにしても、スクリーンや画面、本のページの中の高校にも、もっといろんな見た目、いろんな出自の子が、あたりまえにいるようになるといいな~と思っています。
劇中で使われてた曲聴きたいな〜と思ったらオフィシャルプレイリストが公開されていた わかってるね〜 https://t.co/aVJ9loz9A0
— katanoina (@katanoina) 2020年9月27日
その中でも印象に残る使い方をされていたYou Oughta Knowをめっちゃ聴いてます。歌えるようになりたいですね、しかるべき時に歌い上げられるように。
TENET(2020) ~二度観ても、コントラバスが破壊された理由はわからなかった~
2020.10.06 tue @TOHOシネマズ新宿、2020.10.12 mon @TOHOシネマズ新宿
ネタバレにならない感想を言うとすると、「コントラバス!!!!!!」ですね
— katanoina (@katanoina) 2020年10月6日
あんな痛めつけられてたのコントラバスだけじゃないですか?大きくて見栄えがするってだけで選ばれたんじゃない?かわいそうに……
パンフレットやレビュー読みたいけどその前にもう一回最初から観んことには……って感じだったので観てきたんですけど、まだ3、4割くらい理解できてない気がする pic.twitter.com/3cqF0UYO53
— katanoina (@katanoina) 2020年10月12日
クリストファー・ノーランの映画はいつも3、4割分かんない気がする その分からなさを浴びに行っている節があります
— katanoina (@katanoina) 2020年10月12日
ていうか映画全般的にそうだし本や音楽もそうかも 3、4割くらい分からないとこが残るものが好きなんですよね
— katanoina (@katanoina) 2020年10月12日
一回目はIMAXレーザー、二回目はふつうの音響の大きいスクリーン(TCX)で観たんですけど、重低音の響き方が違うな~と思った。冒頭の、ズーン…ズーン……みたいな音が、深かったような気がしました。映像の違いはあんまりわかんなかったな。
友人に「ニール好きそうだな~と思った(笑)」って言われたんですけど、あんなん全員好きじゃないですか?
家で観たもの
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980) ~男はつらいよのマドンナ毎回きれいすぎて笑っちゃう~
2020.09.20 sun @テレビ
私にとって二作目の「男はつらいよ」。放送日にたまたま実家に居合わせたときに観る、というスタイルなもので、第20作の次に第25作になってしまい、しかも、この「寅次郎ハイビスカスの花」は珍しく続き物で、三部作の三作目だったらしいんですが、それでも全然楽しく観られたので、懐が深いシリーズだなあと思います。
なんか、ツイッターでオタクと触れ合っていると、世の中のエンタメコンテンツは恋愛・結婚至上主義のものばかりだ!そうでない関係性を見たいのに!的な主張をまあまあな頻度で目にするんですけど、こんな昔から、しかも商業的にかなり成功している作品のなかにも、ちゃんとあるんじゃんねえ。結婚するのが普通っていう価値観が大前提になってはいるけれども。
沖縄が舞台だったんですけど、普通のシーンの背景にめちゃめちゃに戦闘機の音が入っていたのが印象的でした。
インセプション(2010年) ~アリアドネっていい名前だよね~
2020.10.13 tue @U-NEXT
劇場で観て以来10年ぶりに観たんですけど、街が折り畳まれる映像の感じと、ラストカットと、めちゃめちゃ面白かった!と思ったことしか覚えてなくて、途中で思い出すこともなくて、普通に最後までどうなるかドキドキしながら観れてしまった
— katanoina (@katanoina) 2020年10月13日
ストーリーはまじで「ひとのゆめに…はいる……?」くらいしか覚えてなかったけど、でもアリアドネが街を作り替えて見せるシーンを見たとき、これができちゃうなら3D上映要らないじゃん!?って興奮したのはすごく鮮明に覚えてたんだよな
— katanoina (@katanoina) 2020年10月13日
映画とか舞台とか、観て時間が経つとまずストーリーから忘れるんだよな すぐ「おもしろかったと思ったことは覚えてる」「こういう絵面があったことは覚えてる」みたいな状態になる
— katanoina (@katanoina) 2020年10月13日
最近特にストーリーを把握する力、覚えておく力が弱まってるのを感じるんですよね……
観た直後でもあらすじを説明できない気がする。観た映画のストーリー要約する練習でもするか……
あと最後の最後、かなり目立つ端役としてメンタリストの局長が出てきてわあ!ってなった笑
— katanoina (@katanoina) 2020年10月13日
外国の映画を観るのが好きな理由のひとつに、海外の俳優は、ひととなりや過去のエピソードなんかをほとんど知らないので、演じている役柄に集中できるというのがあったのですが、ここ数年映画を観る本数が増えて、知ってる人、知ってることが増えてきてしまったのがちょっとした悩みです。
人の顔を覚えるのがたぶん得意なんですけど、そこに名前とかの情報を紐づけることはできなくて、「この人知ってるけど何で見たんだっけ?」という疑問に脳のメモリを持っていかれてしまうんですよね。レオナルドディカプリオくらいになるともう「レオナルドディカプリオだな」なので大丈夫なんですけど。
*1:高校生「は」な!あのおっさんには裏切られたぜ……
2020年に買ってよかったもの
2020年はよく物を買った年でした。ネット通販様々。配送業者の人には頭が上がらないぜ。
買ってしばらく経ってからも、よかったなあ、としみじみ思っているものが結構あるので、せっかくなので書き留めておこうと思います。
電気ケトル
ブルーノ ステンレスデイリーケトル BOE072(5,376円@Yahoo!ショッピング ※クーポン、ポイント利用)
一人暮らしを始めるときにも買おうか迷って、それからずっと、欲しいな〜でも置き場所がないな〜でもお湯沸かしたいけどお鍋が塞がってるってことが年に3、4回くらいあるんだよな〜〜、と保留にし続けてたんですけど、あのですね、電気ケトルはですね、絶対にあった方が良いものでしたね。
主な用途はコーヒードリップかな〜と思っていたので、先が細くなっていることを第一条件に探しました。温度調節できたり、保温ができたりした方がいいかなあとも思ったんですけど、結果的にそれは全然要りませんでした。コーヒーの場合、沸騰させてちょっと置いておけばちょうどいい温度になるし、すぐ沸くので使う分だけその都度沸かしてもストレスになりません。
コーヒーだけでなく、ちょっと小腹が空いたときにインスタントのスープを作ったりできて大変良いです。
ホーローっぽい見た目もかわいくて気に入ってます。よく目にする家電は、かわいいに越したことはないね。
本来7480円だったんですけど、ポイント使ったりPayPay連携で割引があったりで、5000円ちょいで買えちゃった。なぜか台所用スポンジもついてきた。
https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/santelabo/item/S0260087/
コードレスクリーナー(スティックタイプ)
マキタ コードレス掃除機ハイパワータイプ 紙パック10枚付<コードレスクリーナー・スティッククリーナー> (13,970円@ベルーナ)
どうして今までコードレスにしてなかったんだろうと思うくらい、圧倒的に良かった。
色にこだわらなければもっと安いモデルもあったんですけど、赤はこのモデルしかなかったため、ちょっといいやつになりました(小さめの家電を赤で揃えてるんだ……)。
タンクを引き連れて掃除するタイプ(キャニスタータイプというらしい)に比べて吸引力が弱いと言われることもあるらしいけど、安物のキャニスタータイプと、そこそこのスティックタイプだったら、そこそこのスティックタイプの方が全然吸いますね。
引っ張り出して、コンセントを空けて(だいたい満員なのでね~)、挿して、よっこらしょ……だったのが、ひょい!のワンステップで良くなって、めちゃくちゃ掃除が捗……るはずだったんですけど、思ったほどは働いてもらってないな。
掃除の途中でコンセントを差し替える地味なイライラがなくなったのもありがたい。
充電式なので、すぐ切れちゃったらいやだな〜と思ってたんですが、狭い1Kで、気になった時に気になったところだけガッとかける感じだと、3、4回くらいでは切れてないです。良かった。
来年はもっと頻繁に使いましょう。
モバイルバッテリー
アンカー A1621191-9 [Anker PowerCore Fusion 5000 モバイルバッテリー 5000mAh red] (3,130円@ヨドバシオンライン)
モバイルバッテリーとしてだけではなく、コンセントで充電するときのアダプターとしても使えるのがえら~い。
他の充電器とか、旅行のときとかに区別が付きやすいように、これも赤にしました。同じやつの白を持ってる人をたまに見かけるので正解だったと思います。早く友達と旅行に行って「この充電器誰の~?」ってやりたいな。
しかしヨドバシエクストリームサービス便は怖いくらいすぐ届きますね。いつもありがとうございます。
https://www.yodobashi.com/product/100000001004156817/
マスク
GU
高機能フィルター入りMASK(2枚組・GU DRY素材使用) PINK (790円@GU)
毎日使い捨てマスクを使うのは不経済だけど、布やウレタンはほんとに防げてるのか心配なんだよな〜と思っていたところに発売するのを知り、ちょうど近くまで行く用事があったので、めっちゃ楽しみにしてる人みたいじゃないか、とちょっと照れながら発売日に買いました。
グレーが欲しかったんだけど白とピンクしか残っていなくて、消去法でピンクにしたんですが、今まで使ったマスクで一番肌に馴染む色だった気がします。
布マスクよりは息がしにくいけど、肌に触れるところが柔らかくて、不織布のマスクよりストレスが少ないです。
GUの店舗って行くのたぶん初めてだったんですけど、客層が若くてびっくりしました。わたしが最年長か?ってくらい、若者しかいなかった。
コーヒードリッパー
カリタ 102-DセットN [ドリップセット 2~4人用] (1,560円@ヨドバシオンライン)
これも一人暮らし始めたときからずっと保留してたもののひとつでした。
過不足なく必要な機能が揃ってる感じで満足してます。変におしゃれだったりしないのがいい。ドリップ終わった後のドリッパーを置く受け皿が付いているのが地味にえらい。
もう半年くらい経つけどなかなか満足いく味に淹れられないんですよね~。お湯の温度とか注ぎ方の問題なんだろうか。上手に淹れられるようになるのを2021年の目標にしようかな。
https://www.yodobashi.com/product/100000001001428882/
普段はわりと、目先の、それもどちらかというと精神面の幸せのためにお金を使いがちなのですが(食事とか、観劇とか)、2020年は生活の質を上げることを意識した買い物をたくさんした気がします。2021年はどんな年になるかな。
お題「#買って良かった2020 」
2020年5~8月に観た映画
もくじ
映画館で観たもの
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
2020.06.26 fri @下高井戸シネマ
クラウドファンディングのリターンで、クラウドファンディングでつくられた映画を観てきた pic.twitter.com/NoZKJb2QU3
— katanoina (@katanoina) 2020年6月26日
最終回だから混むかと思ったけど金曜日にしてよかった 終わったあと「パンフレット1部ください」が言えなくなるくらい泣いた
— katanoina (@katanoina) 2020年6月26日
原作読んだときも、軽井沢のおしゃれな漫画喫茶でしゃくりあげるくらい泣いたけど、映画はおおよその展開が分かった上で観たので、序盤からずっとぐすぐすしていた。楽しそうにされればされるほど、ほのぼのした感じであればあるほど。悲しいとかかわいそうとかいうよりは、ずっと悔しかった。
有名な俳優、声優が結構出演していたけれど、その中でも細谷佳正の演技は本当にうまいなあと思った。アニメっぽくデフォルメされてない普通の人の演技って、ちょっと声の演技の中でも特殊技能というか、向き不向きみたいなものがあるんじゃないかと思ってるんですけど、細谷さんはそういうの上手な方の人なのだな。
原作を読んだときの衝撃は超えなかったし、作品として好きかと言われるとう~んという感じなんだけど、でも、観てよかったと思う映画だった。
漫画の細かいところ全然覚えてなかったんですけど、漫画もあんなに希望のある終わり方だったんだっけ
— katanoina (@katanoina) 2020年6月26日
(これを確認しようと思って原作買ったのにまだ読めてない……)
千と千尋の神隠し ~宮崎駿、映画が上手~
2020.07.17 fri @TOHOシネマズ渋谷
夏休みの時期だったせいか、渋谷という場所のせいか、客席は公開当時まだ生まれてなかったであろう10代~20代前半くらいの子が多かった。
上映前、みんなめちゃくちゃ喋ってて、久し振り、元気だった、学校早く行きたいよね、みたいな会話があちこちから聞こえて来た。
高校生くらいの女の子が「ずっと大好きだった映画を大好きな人と観るの緊張してきちゃった!」って言って一緒に来てた子に笑われてたりして、それだけですでに泣きそうになってしまった。
千と千尋の神隠しは、たぶん初めて劇場で観たジブリ映画で、しかも主人公が自分と同じ年頃の女の子という、思い出深い一本になってもおかしくない条件がそろっていたのに、そのわりにいまいち印象の薄い、自分の中で不思議な作品だった。
でも、改めて観たら、冒頭、お父さんとお母さんが無人の屋台の食べものに手を出してしまったときの千尋の恐怖とか焦りに感情移入したこととか、千尋が釜爺のところに行くために階段を降りる場面が本当に怖かったこととか、買ってもらったパンフレットのインタビューの中で監督が「もっと小さい子やもっと大きい子のための映画は作ったけど、この年代の女の子のための映画がなかったので作った」って言ってたこととか、学校で坊の物真似が流行ってたんだけど私は観に行ったのがみんなより何週か遅かったのでなかなか話に入れなくて悔しかったこととか、最初に観たときの記憶がぽこぽこ蘇ってきて、ああ、この映画、自覚してたよりしっかり自分の中に在ったんだな……と気付かされた。
今までこの映画のストーリーについてあまり深く考えたことがなかったけれど、みんなに居場所が見つかるのが、やさしくてとてもいいなあと思った。あんな騒動の元凶だったカオナシにすら、やり直すチャンスが与えられていて、なんだかうれしかった。そうなんだよね、場所や環境さえ変わればうまくいくことも、あるよね、って。
ちょっと前にトトロを観たときも思ったんだけど、わりと細々したエピソードが詰め込まれているのに、せわしない感じがせず、ちゃんとひとつの物語としてまとまってるの、すごくないですか?宮崎駿って、映画が上手なんだなあ。
ロバと王女 ~……何?~
2020.07.29 wed @下高井戸シネマ
ひとことで言うと「何?」だった
— katanoina (@katanoina) 2020年7月29日
このビジュアルで、まさか宅飲みの終盤にみんなでツッコミ入れながら観た方がいい感じの映画だとは思わないじゃん
— katanoina (@katanoina) 2020年7月29日
お菓子作るのにわざわざひらひらのドレスに着替えてるのとか「おいおい〜笑」「まあ、ファンタジーだから、野暮なことは言いませんけどね〜笑」って思いながら観てたけど、それどころじゃなかった 終盤予想外の豪速球で避けきれなかった
— katanoina (@katanoina) 2020年7月29日
映画を観るときは、いつもできるだけ何も知らない状態で観に行くので、途中までどういうテンションで観ればいいのかわからないということがよくある。
これは最後までわからなかった。
美術はとってもおしゃれだったし、カトリーヌ・ドヌーブはたいそうかわいかったし、不快な困惑じゃなくて、え~~?(笑)という感じだったけど。
音楽劇であることも知らなかったので、魔法使いが歌い出すシーンで、え?なんかすごい歌い出しそうな間がある……めっちゃ歌い出しそうだけど……まさか、歌う?歌うの?う、歌った~~~~!!って内心大盛り上がりでした。
家で観たもの
エクストリーム・ジョブ ~嫌なニュースに疲れた心にちょうどいい~
2020.05.17 @U-NEXT
映画『エクストリーム・ジョブ』★★★3.5点。 軽い気持ちで楽しく観られてよかった。
— katanoina (@katanoina) 2020年5月17日
調理シーンの映像にやたら気合いが入ってたのが好きでした。もしか… https://t.co/T35xT3YROD #Filmarks #映画
口裏をうまく合わせられなくて話がややこしくなるのが大好きなので、あとから来た班長に説明する時間がなかったせいで、妻と夫と元夫が一緒にお店やろうとしてる設定になっちゃうとこ好きだった
— katanoina (@katanoina) 2020年5月17日
人に勧めようと思ったらあっという間に配信が終わってしまって残念だった。
封切り直後に外出自粛要請が出ちゃったから、期間限定で配信されてたんですね。
コメディなんだけど笑いが尖りすぎてないというか、全体的に微笑ましい感じだし、悲しすぎることや嫌すぎることは起こらず、ややネタバレになりますが最終的に話がきれいに収まるので、楽~に観られて外出自粛中にちょうどいい映画でした。チキン食べたい。
高慢と偏見とゾンビ ~ラスト!!おい!!ラスト!!!!笑笑笑笑~
2020.06.25 thu @U-NEXT
映画『高慢と偏見とゾンビ』★★★3.3点。 このレビューはネタバレを含みます https://t.co/59CsgBJ1zd #Filmarks #映画 #高慢と偏見とゾンビ
— katanoina (@katanoina) 2020年6月25日
感想はFilmarksに書いたんですけど、「日本か中国でゾンビを倒すための修業をするのが貴族の嗜み」っていう設定、英国貴族が日本刀振り回す絵面を見たいがためだけに作ったやろ、というのを付け加えておきます。
パロディは、大真面目にやればやるほど面白いよね~というのをしっかり見せてくれるたのしい映画でした。
男はつらいよ 寅次郎頑張れ! ~はじめまして寅さん~
2020.08.16 sun @テレビ
人生のステージを一段階のぼりました(初めて男はつらいよを観た)
— katanoina (@katanoina) 2020年8月15日
実家に行ったら両親が観ていたので一緒に観た。BSだかケーブルだかでやっている一挙放送を毎週観ているらしい。
安心して楽しく観られる娯楽作品!!という感じで、なんとなく、ピクサー作品と同じひきだしに入った。
男はつらいよだけじゃなく、山田洋次監督の作品もほとんど(遥かなる山の呼び声しか)観たことないはずなのに、ノリや流れを魂が知っていたんだけど、私はこれをどこで学んだんだろう。
シリーズの第20作から観ても、いつものメンバー(と思われる)登場人物たちの立ち位置がすぐ把握できて、彼らと一緒になって「寅さんはいつもそうなんだから」と思わされていた。私の知識や経験なのか、あるいは脚本や演出の力なのか。
寅さんの新作が毎年公開されていた世界、いいなあ、と思う。
母が給付金で高級色鉛筆を買ってたので触らせてもらった pic.twitter.com/JcTKQ0GVbv
— katanoina (@katanoina) 2020年8月16日
(両親が買っていた、男はつらいよガイドブックみたいなのを観て描いた。ガイドブック買うほど熱心に観ていたなんて知らなかったよ)