tebikae

て‐びかえ【手控】 〘名〙 ①心おぼえに手許に控えておくこと。おぼえがき。また、それを書く手帳。[日国]

2017年8月に観た映画

10月も半ばですけど8月に観た映画の話をします。重大なネタバレはしてませんが、あらすじとかも説明してないので、観てないと何のこっちゃだろうなって感じの自分用メモ。

長いので要点を先に言っておくと、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを観よう!!」「みんな、ジョジョを観てあげて…」です

~もくじ~

映画館で観たもの

銀魂』~銀魂の実写化というプロジェクトには感謝するがしかし~

2017.08.05 sat @TOHOシネマズ日本橋

キャスティングとキャスト陣のビジュアルと演技は良かった。すごく良かったんですけど。

それ以外のクオリティについてはもう物申したいことしかありませんでしたね!(具体的に物申したかったポイントについては長くなったので脚注へ…*1

33分探偵とか勇者ヨシヒコシリーズは好きだったので、監督の作風との相性ではないはずだし、原作に思い入れがあるから点が辛くなってるとかそういう問題ではないと自分では思うんですけど、どうでしょうか…専門家の評が知りたいところです……

とは言いつつも、トータルの印象としては、キャスト陣がほんとに好きだったので、その加点があまたの減点を補ってぎりぎりちょっと余った感じです。わたし的には(長くなったので続きはまた脚注へ*2)。

キャスト全員「この人でよかったな!」と思ったし、キャスト発表時のコメントも、公開前に読んだいくつかのインタビューも、みんな面白くて、映画が観たくなった。元から知ってた俳優さんも知らなかった俳優さんも、全員好感度が上がって、それが私にとってはとてもハッピーな体験だったんですよね。

だから、実写化してみてくれて良かったなあと思うし、このメンバーでの銀魂はもっと見てみたい。でももし続編があるのなら、そして監督が続投するのなら、せめて場面の切り替えと音の作り方は上手になっておいてほしい。そしてできれば尺は半分くらいにしてほしい。ていうかテレビドラマにしたらいいんじゃないでしょうか。dTVで配信されていたドラマは映画よりもちゃんとしてたし。福田監督には、2時間超の映画は手に余ってるんじゃないかな……と思いました。

 

まあ、その前に観たのが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』という音楽と映像が最高な映画だったので、比べたらかわいそうなんですけどね!

決して緻密で隙がない映画というわけではなくて、ストーリーの細かい部分にはいろいろ突っ込みどころがあるものの、音と映像は文句なしに気持ち良かった。極彩色の宇宙や派手なアクションももちろん良いんだけど、特におおー!!となったのは冒頭の回想。今まで私が観た映画の中で、3Dである意味を一番感じたシーンでした。3Dの映画って、どうしても3D感を出そうとして、動物とか武器とかがこっちに向かって飛び出てくるのが多いじゃないですか。そうじゃなくて、奥にぐわっと景色が広がってるの。きれいだったなあ。

それからもはや関係ないんですけど超最高な冒頭5分が公開されてるのでついでに貼っときます。


映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のベビー・グルートの可愛さ満載の冒頭5分映像!

宇宙!SF!な戦闘シーンと爽やかポップな音楽のミスマッチ!最高!グルートかわいい!!

……話が逸れましたが、何が言いたかったかと言うと、そういう「ああ、映画館で映画を見たなあ」という幸福感が、銀魂にも少しでもあったらよかったのになあ、ってことです。Twitterでもおんなじようなこと言ってますけど。

※「この感想」っていうのは、次のジョジョのとこで貼ってるやつです

 

 

というわけで、結論としては、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズ、みんな見てね!!ブルーレイでもDVDでも貸すから!!最近洋画でたまにあるブルーレイとDVDのセット、あれ何なんだろうね!!ブルーレイ版とDVD版それぞれ作るより安上がりなのかな?!って感じです。

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DVDとブルーレイと、ダウンロード配信用コード(全部内容は同じ)をまとめて今なら3000円台!なんでだ!なんでそんなに安いんだ!!

ジョジョの奇妙な冒険』~悪くないじゃん!!むしろ良いじゃん!!~

2017.08.09 wed @バルト9

私が一番応援してる夏映画です。

コケてるっていろんなとこで言われてるけど、そんな酷評するような映画じゃないじゃん…面白いじゃん…いいじゃん…ねえ……?

こちらの一連のツイートを見て、ほうほうどれどれ、って観に行ったんですけど、ほんとにお客さんはあんまり入ってなかったですね……あんまりっていうか、びっくりするくらい……入ってなかった………

原作は2部まで読んだ…かな……?という感じで、今回映画になっている4部に関してはアニメだけ、それも悪い人が岩にされるとこは観た…はず……くらいの状態で観たので、ファンには怒られちゃうかもしれませんが、そんな人でも映画単体で楽しめるようになってて良かったです。登場人物が魅力的で、物語の先が気になって、音や映像のクオリティにストレスを感じなくて……という、劇映画として最低限ちゃんとしといてほしいところがちゃんとしてたなあと思いました(べ、べつに同時期に公開されたもうひとつのジャンプ作品の実写映画を念頭に置いて言っているわけではないんだからね……)。

山﨑賢人の仗助くん、私はすごく好きでした。ビジュアル発表された時は、体がごつくない…画風が違う……と思ったけど、ちゃんと格好良かったし、応援したくなった。

あと岡田将生の使い方が上手。銀魂でも大概顔の良かった岡田将生さんなんですけど、ジョジョ岡田将生はちょっと引くほど顔が良かった。あのどうかしてる髪型への違和感を捻じ伏せる顔の造作はもちろん、表情の作り方にすごく気が配られている感じがしました。岡田将生にこんな表情させてみました博覧会って感じ。ありがとうございます。これからも狂気を孕んだ役をいっぱいやってください。

狂気と言えば、山田孝之が、普通に現代日本で日常生活を送っている人とは思えない悪人っぽさですごかった。山田孝之は普通の生活送ってないのかもしれませんけど。人殺したことある顔じゃん、と思いました。

そして何と言っても、國村隼演じる仗助のじいちゃんがねえ、とても良かったです。

何度もジョジョファンに言っては嫌な顔をされてるんですけど、私、ジョジョの楽しみ方がずっと分からなかったんですよ。笑うとこなのか?格好良いと思わなきゃいけないとこなのか??って戸惑い続けて疲れちゃうのと、登場人物の気持ちが分からないというか、感情の振れ幅についていけないことが多くて。

私の中では「気持ちが分かる」には「その人が死んだら彼が悲しくなるということが理解できる」っていう段階と「その人が死んだら私も悲しくなる」っていう段階があって、物語を楽しむのに最低限必要なのは前者なんですけど、ジョジョ原作はそれが突破できなかったんですよね。

でも、この映画では、あのじいちゃんが死ぬのは悲しいし、あのじいちゃんを殺した奴は憎い、っていう気持ちを私も共有することができて、それが大きなポイントだったかなという気がします。物語に乗っていけた。具体的に言うと、「そりゃ岩にもするわ!」って思った。

映画を観た後、原作を読もうとTSUTAYAに寄ったらちょうど4部だけ全部借りられていたので、とりあえずアニメを観たんですけど、筋が分かったせいか前に観た時より面白く感じはしたものの、「そりゃ岩にもするわ!」ってとまでは思わなかったんですよね、やっぱり。「岩か…そうか……」って。

映画では、登場人物の感情、行動の説得力みたいなものが増していて、それが私にとっては良かったのかもしれない。その改変が許せない人もいるんだろうなあとも思いましたけど。わかりやすい感動ストーリーにするんじゃねえ、そういうんじゃねえ、的な。

アニメと映画で印象の違うシーンは他にも結構あって、それが意外でした。アニメも原作そのままではないんでしょうけど、思ったより原作から変えてるんだなあって。

特にびっくりしたのが京兆。あんた随分二枚目にしてもらったねえ!いやあ、このビジュアルのキャラクターによく岡田将生をキャスティングしようと思ったな!?

でも、さまざま変更を加えても、少なくともこの映画の中では物語も人物も破綻してなかったと思うし、監督がそのキャラクターをこういう人として見せたい、っていう思いがしっかりある気がして、そこにとても好感を持ちました。当然と言えば当然ですけどね。そうじゃなきゃね、わざわざ実写映画作る意味ないよね(べつに!!同時期に!!公開された!!もうひとつのジャンプ作品の実写映画を!!念頭に置いて言っているわけでは!!)。

もうかなりの映画館で上映が終わっちゃってますが、お近くの方はぜひ観てあげてください。そして続編を一緒に観ようぜ!

warnerbros.co.jp

 

スパイダーマン:ホームカミング』~あー、アメリカの高校生じゃなくてよかった!~

2017.08.13 sun @TOHOシネマズ六本木

ホームカミング参加したくなさすぎて死にそうになった。

いやひと言目がそれかっていう感じですけど、観てる最中、ホームカミングいやだ!!日本の高校にホームカミングがなくてよかった!!!!っていう気持ちが高まりすぎてマジでちょっと涙出ましたからね。

ホームカミングという行事で何をやるかは学校によってかなり違うみたいですが(嫌すぎて思わず調べた)、この映画で出てくるホームカミングには、男の子が女の子を誘って参加するパーティ的なものがあってですね。もうそのルール説明がされた時点で、「オレ、ホームカミング、ニクイ…プロム、タオス……!!」って怒りに我を忘れ知能の低下した自分を必死に宥めるのに脳の30%くらい持っていかれてしまって大変でした*3

「思い出して、あなたはアラサー」
「ア、ラサー…?」
「高校はとっくに卒業したの」
「コ、コウコウ…ソツ、ギョウ…?ウッ……」
「だから、アメリカに行くまでもない。ホームカミングもない、プロムもない、その他折々の行事で男女ペアを作らされることはもう、ないのよ」
「ウ、ウオオ……!!(清らかな光に包まれ浄化され、何かちっちゃくてかわいい生き物になる)」

さて。本編の話もしましょう。

脳の70パーセントで観ても、面白い映画だったと思います。全体的には。でも、最近気づいたんですけど、いつの間にか私は「子供が大人の言うことを聞かずに勝手なことをして痛い目を見る」話がめっきりだめになってしまっていて、その点かなりきつかった。

もう、あの歳(高校生)の男の子にあんな高性能なスーツを渡したら、絶対危ないことするじゃないですか。ピーター・パーカーがどんな実績でスーツをもらうに至ったのか本作ではちゃんと説明されないということもあり、なんで渡したんじゃ!持って帰らせたんじゃ!!とすら思ってしまった。

まあ、前日譚にあたる作品を観てないっていうのが大きいんだろうとは思うんです。観てから調べたんですけど、本作はMCU(Marvel Cinematic Universe)の16作目(多いな!)なんですよね。

私は幸いアイアンマンの一作目は一応観たことがあったので、あのおじさん(名前ド忘れした)が大企業の社長でアイアンマンやってるってことは知ってたのでギリギリセーフって感じでしたけど、MCUひとつも観たことがない人は正直しんどかったんじゃないですかね?

でも、それにしてもさあ。どんなことがあってこの子にはスーツ渡してもオッケーだな!ってなったにしてもさあ。しっかり監督しなきゃだめじゃない?いや、監督はしてたよ?してたどころか、ちょっと行き過ぎなくらいモニターしてた。でもそれなら大変なことになる前に行動を制限してくれたら良かったじゃないですか!!ってアイアンマンのおじちゃん(名前ド忘れした)に詰め寄りたかった。最後の最後で助けには来てくれても、めちゃくちゃ怖い思いはしたしかなりギリギリだったじゃん。

放任→危険な目に遭う→めっちゃ怒られる→成長、ってわりと子供や少年を主人公にした物語に多いパターンだと思うんですけど、もうなんか嫌なんですよ。子供が危険な目に遭うのも子供がめっちゃ怒られるのも。

放任されて好き勝手やるパートでは「ああ~~絶対この先悪いことが起こる、痛い目に遭う~~!!」と気が気でないし、痛い目に遭うパートでは「ああ~~だから言ったじゃん!!だから言ったじゃん!!」ってなるし、子供が痛い目に遭ってるの見るのは辛いし、大人にめっちゃ怒られるパートでもダメージを負い……みたいな感じで、気が休まらないんですよね。

繰り返し映像化されてきた原作を今改めて映画にするなら、そういうお決まりの流れから外れてほしかったな、という気持ちもあるかもしれません。

最後のシーン、基地(?)での社長(「ピーター・パーカー」に邪魔されて一向に名前が思い出せない)とのやりとりも、ほんとはカタルシスを感じる場面だったと思うんですけど、社長へのわだかまりのせいであんまりおお~~ってなれなかったんですよ。もったいない。

勝手に出掛けて連絡がつかなかったことをピーターが怒られるところとか、女の子が転校していっちゃうところとか、全体を通して子供の無力感みたいなものが繰り返し描かれて、悲しい気持ちになっちゃいましたね。続編に向けてのフリなのかもしれませんけどトニーーーー・スターーーーーーーーク!!!!!!!!!!(書いてたら急に思い出した)

しかしトニー・スタークが何考えてるのかよくわからなかったのは、シリーズをアイアンマンしか観て行かなかったのも大きいんだろうなと思ったので、間を埋めて改めて観たいな、と思いました。以下MCUの順番メモ(出典はWikipedia)。

『アイアンマン』(2008年)
インクレディブル・ハルク』(2008年)
アイアンマン2』(2010年)
マイティ・ソー』(2011年)
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)
アベンジャーズ』(2012年)
アイアンマン3』(2013年)
マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年)
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)
アントマン』(2015年)
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)
ドクター・ストレンジ』(2016年)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』(2017年)
スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)

……いや、多いな!

 

家で観たもの

インクレディブル・ハルク」~ハルクって廃船って意味なんですね~

2017.08.24 thu

暑くて湿気の高いとこでの追いかけっこ最高!

初めの方の、ブラジルの町中を逃げ回るシーン。食べ物も洗濯物も、人も乗り物も動物もごちゃごちゃ狭いところに集まって、雑に存在している感じ。衛生面が心配になっちゃう感じ。ちょっと饐えたような臭いが漂ってきそうな感じ。今年の夏はずっと天気が悪かったこともあって、あのうんざりして何もする気にならない蒸し暑さが、ちょっと恋しくなりましたね。住むなら寒い国より暑い国がいいなあ、となんとなく思った。

派手な戦闘もしているわりに、全体的になんとなく地味なところが良かったです。主人公の顔のせいだろうか。けなしてるわけではないんですけど。

MCUシリーズ制覇するぞキャンペーン、先は長い。

 

「第三の男」~オープニングが盛り上がりのピーク~

2017.08.30 wed

大学のゼミの課題で読んだ「ヒューマン・ファクター」がとても好きだったので、グレアム・グリーンの他の作品も読みたいと思っていたことを数年越しで思い出し、タイトルを知っていた「第三の男」を読もうとして検索したところ、元々映画の脚本として書かれたとのことだったので、先に観てみました。

けして悪くはなかったんですけど、もっとものすごく面白いかと思ったな…。期待しすぎました。みんな演技が上手っていうことはわかった。あとオープニングがおっしゃれ~~でした。音楽も、映像も。テーマ曲が有名な曲だったはず…という予備知識はあったんですけど、これか~~。

あと、なぜかてっきりヒッチコック作品だと思ってたんですけど、何と勘違いしてたんだろう。『知りすぎていた男』あたりかな。

 

最後まで読んでくださった奇特な方、ありがとうございました。今度はもっと、観てみたいと思ってもらえるような感じに書きますね。

*1:映画観るとき映像や音のクオリティなんて意識したことなかったのに、場面の切り替わりが雑すぎてめちゃくちゃストレスだったし、一続きのシーンなのに音の質が急に変わるところがあってずっこけたし、テンポはなんか信じられないくらいだらだらしてるとこあったし、シリアスな長台詞は軒並み「原作ではもっといいこと言ってなかったっけ……?」って感じだったし、戦闘中に誰かが長台詞喋ってるとき他の人が棒立ちで見てる場面があって「いや突っ立ってないで仕事探しなよ??」ってなったし、ていうかそもそも長台詞を「長台詞だなあ…」と思わせてる時点で負けているよな?と思うし、CGは「予算が足りなくなくてもこんな感じなの…?これが邦画の限界なの……??世知辛……????」ってもはや胸が痛かった。

*2:以下敬称略でいきますけど、小栗旬は顔はそこまで似ていないし声もアニメとは割と違ったのに坂田銀時が現実世界にいたらこういう感じなのかもな~と思わされたし、橋本環奈はアニメの絵に混じっても違和感ないんじゃないかってくらい漫画のキャラクターとしての説得力があったし、菅田将暉は今あれだけ時代の寵児!!って感じのお洒落でイケイケなお兄ちゃんなのによくあれほどオーラを消せるな?!って感動したし、新井浩文って何の役でもわりと新井浩文なタイプの役者さんなんだと思ってたんですけど、あの新井浩文は知らずに観たら新井浩文って分からなかったかもしれない。安田顕はああこの人演技がうまいんだな……ってため息が出た。あんなに怒鳴ってるのにちゃんと台詞聞こえるのすごい。それから演技してるとこ初めて観た早見あかり、出番多くなかったけどいい仕事してましたね!あと長澤まさみは今後もコメディに出てくれ~!そして、危機感を覚えたのは吉沢亮なんですけど、あの人顔良すぎじゃありません?中高生くらいの頃は30代40代の個性派俳優~~みたいな人が好きだったのに、年々いわゆるイケメンを格好良いと思うことが増えてるんですけど、年齢のせいでしょうか…顔だけじゃないって知りたくないのでこれ以上彼については知りたくない……

*3:ホームカミングもプロムもそうなんですけど、アメリカの高校って男女ペアを作ってドレスアップして参加する行事多くないですか?ホグワーツにもそういう行事があったけど、イギリスでも一般的なのかな…あれを生き抜いてるってだけで、英米の人には勝てない気がする…他の国にもあるんだろうか…やだ……